みんとんの日記帳

何の取り柄もない人の何の取り柄もないブログ

昔からブログをやりたいと思っていた。

 

考えていることを文字に起こして整理するという行為は自分の性に合っていると思ったし、それを誰かに見てもらうというモチベーションも目立ちたがりの自分には噛み合うだろうという予感があった。

 

そう思いつつ4〜5年経っても何も文字に起こすことが無かったのは僕が卑劣で臆病な完璧主義を抱えていたからである。

 

ブログをやるからには多くの人に見てもらいたいし、多くの人に自分の文を評価されたい。その為には色んな分野に対する造形が必要だろう。

また、せっかく時間をかけて書く文章なんだから僅かでも収入に繋げたりもしたい。その為にはアフィリエイトなんかも勉強したりして、自作でホームページを作って読者を呼び込んだりもしたいものだ。

自分はまだブログを書くだけの資格が無い。

だからまずは勉強しよう。

 

だがこの4〜5年間僕が積み上げてきたものは皆無であった。

 

自分が皆の注目を集めるに足る文化的な知識などいくら年月を重ねても増えた気はしなかったし、ブログをやる以外に勉強する目的が存在しないプログラミングの勉強が進むはずもなかった。

自分が怠惰な人間だから何も積み上げられなかった、と言いたいわけではない。

詳しいところは今後記していこうとは思うが、正直なところ僕は努力できる環境には恵まれていない方だと思う。

人と比較するのはあまり良いことでは無いが、家庭的にも、身体的にもハンディキャップを抱えていると言えると思う。

時間の都合や金銭の都合で、自分の「やりたいこと」は達成することなく挫折したことが数え切れないほどある。

そんな中でこの厳しい世の中をなんとか生き延びている自分の今までの人生を後悔してはいない。

 

ただ今後悔しているのは、ありのままの自分をさらけ出すことができなかったことだ。

 

将来的になりたい自分の「虚像」を現実にすることばかりに執着して、今の自分を他者に表現することからずっと逃げていた。今ある自分の姿をそのまま他者に晒すことが怖かったのだ。

今でも怖い。

 

それ故に僕はいつも孤独だった。

もちろん外で遊ぶ友人や知り合いはいるけれど、勝手にどこか壁を感じたりしていたのだ。

 

でもそんな生活にもそろそろ飽きてきたので、諸々の拘りは捨てて今思ったことをつらつらと書き殴る、そういうブログを書こうかなあと思います。

 

 誰が見ていてもいい、誰も見なくても良い。

ここは僕だけが自由に描ける、僕だけの世界だ。

 

でもここがきっかけで出会えてよかったと思える誰かに出会えたなら、やっぱりそれはちょっと嬉しい。

以後よろしくお願い申し上げます。